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 令和4年度
​会長挨拶 

 報道等でご案内のとおり、感染症や戦争、異常気象、不安定さを増す経済状況等の社会情勢を考慮すると「持続可能な社会の創り手を育てる社会科学習」という研究主題の研究意義とその達成のための取組の必要感を改めて感じているところです。

 次代を担う子どもたちを待ち構える社会が、これまで我々が経験してきた状況とは異なる様相であることは、想像に難くありません。

 では、子どもたちはどんな力をつけておく必要があるのでしょうか。また、それには、小学校で、あるいは中学校でどんなことをしておけば良いのでしょうか。

 このような問題意識のもと、今年度、令和5年2月2日・3日に実施させて頂く全国小学校社会科研究協議会全国大会熊本大会の準備を進めております。

 熊本は、平成28年4月14日と16日に大きな地震に見舞われ、子どもたちの学び舎である学校は避難所になりました。その後も水害や今回の感染症などにより、学校や地域社会の「当たり前」の概念が覆されています。

 前例のない事態に対応するためには、何もないところから創造的に発想することが要求され、既存の経験や知識についても、より良い考え方や方法を模索する力量が求められると考えます。また、そのためには、基本となる確かな知識の獲得や他者と協力し問題解決に取り組んだり、得た知識や経験を実際の社会生活に生かそうとしたりする態度の形成が必要であるとも考えます。

 このことを社会科教育でどのように具体化するか。つまり、教材を吟味し、指導計画を立て、単位時間の授業を経営し、子どもの学習成果と授業の効果を科学的に評価することを「持続可能な社会の担い手」を育てるという視点で点検し、再構築しなければなりません。その一端でも研究大会でお見せすることができれば、という思いで今も熊本の実践家たちは、努力を続けています。

 感染症の状況が心配ですが、できれば、全国から先生方をお迎えし、我々の研究に示唆と評価を頂ければと切望いたします。

 令和5年2月2日に復興のシンボルであるお城の見える熊本城ホールでお待ちしております。

 

  熊本県小学校教育研究会社会科部会長

  全国小学校社会科研究協議会全国大会熊本大会実行委員長

             

                     熊本市立向山小学校 青木 透